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1.流行りのタピオカドリンク
台湾でできたタピオカ入りのドリンク。最近は人気のあまり国内に専門店(原宿にはすでに30店舗出店)やコンビニにも目にするようになってきました。人気のあまりタピオカドリンクのカップ容器の不法投棄問題が最近ニュースになっていました。
今回は一体タピオカがどのようなものなのか?そして、摂取することでどのような危険性があるのか?ということについて出来るだけ簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。

1-1.タピオカって何!?
タピオカは南米原産のキャッサバという芋からできています。このキャッサバにはもともと毒(シアン化合物)が含まれていてきちんと毒抜きをして使用されています。日本では生のキャッサバが輸入ができないため、日本の市場で目にすることはありません。
タピオカを作るにはキャッサバの根から抽出したデンプンを溶いて一度加熱します。それを乾燥させ粒状にすることでタピオカができます。キャッサバから取ったタピオカの粉を買って自宅でも簡単に作ることができます。
タピオカドリンクは夏の飲み物のようなイメージがありますが、タピオカのホットドリンクも海外では人気ですので、大好きな方は冬にもホットで飲むことができるかと思います。

1-2.タピオカドリンクの危険性
タピオカドリンク大好き!!という方は飲み方を間違えてしまうと大変危険な要素も十分にあります。ここではタピオカドリンクの危険性について気をつけるべき点を解説をしていきたいと思います。
1-2-⑴ 窒息の危険性
タピオカの売りはもちもちした食感でしょう。そのもちもちとした餅のような食感のタピオカを、水分と一緒に幅のある大きなストローで吸い上げて飲むのですから、タピオカが喉につまり窒息してしまう危険性は十分に考えられます。実際に海外でも窒息による死亡者が出ています。ストローにタピオカが詰まった時に、それを吸い上げるために強く吸引してしまい、勢いがついたタピオカが喉に吸い込まれて詰まってしまいます。とても危険ですので気をつけてくださいね。
1-2-⑵ カロリー過多の危険性
タピオカの原料はキャッサバという芋です。芋類は炭水化物でデンプンが含まれ太ると思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、芋類は熱を加え冷ますことでデンプンを『レジスタントスターチ【難消化性再結晶アミロース】』腹持ちをよくする健康にもダイエットにもいい物質に変化させることができます。タピオカも原料であるキャッサバを一度加熱してできるので、加熱することでカロリーも炭水化物も約1/5〜1/6へ減少します。そして、加熱して冷まして作られることでレジスタントスターチを含み、もともと今流行りのグルテンをほとんど含まない芋類『グルテンフリー』の食品なので、どちらかというとダイエットに適した食べ物ということになります。さらに、もちもちした食感で噛みごたえがあり、よく噛むことで満腹中枢も刺激されて食欲が満たされるという利点もあります。
しかし、これはタピオカに限っての話で、ドリンクには糖分が豊富に含まれていますし、ドリンクに入っているタピオカにはカラメル色素や添加物など豊富に含まれているので、飲み過ぎは結局太ってしまうため注意が必要です。
1-2-⑶ 腸閉塞の危険性
食べ過ぎはよくありません。先日中国でタピオカドリンクの飲み過ぎで14歳の少女が病院搬送されるというニュースが話題となっていました。腹痛を訴え病院でCTスキャンを撮ると腹部におびただしい数の粒状の影が写ったといいます。芋類はもともと腹もちがいいと言われていますが、上記で説明した芋類を加熱し冷やすことでデンプンから生成されるレジスタントスターチ【難消化性結晶アミロース】は、難消化と言われる通り消化を遅らせて腹持ちをよくさせるので、大量に摂取すると腸の動きを鈍らせてしまい、しかもよく噛まないことで消化管に不消化のタピオカが詰まってしまって腸閉塞になってしまったのでしょう。タピオカドリンクを飲む時はよく噛むように心掛けないと危険です。


1-3.最後に
何にでも言えることですが食べ過ぎはよくありません。美味しいからといってタピオカドリンクの飲み過ぎには注意が必要です。大好きな方は、せめて1日1杯、よくタピオカを噛んで飲むように心掛けましょう。
